きんたまぶらり旅 2014-2015 [4日目]

2015.01.03

前日鳥取県の境港で「青春18きっぷを落とす」というトラブルを乗り越え、何とか京都のインターネットカフェまで辿り着き、一夜を過ごせたぼくなのでした。

さて、今日は金閣寺に行ってみる事にしました。開門は9時という事で、それまでにたどり着けばいいや、という感じで悠々とインターネットの個室で時間を潰し、7時過ぎくらいに店を出てIngressをやっていたのですが、ニュースによると今回の大雪は約60年ぶりに降雪量の記録更新をしたんだとか。そうなると金閣寺の景色も、今までに観たことないほどの雪景色になっているはずです。

開門までに行列できてるかも、という想いが頭をよぎったので、Ingressを切り上げ、金閣寺行きのバスに乗ることにしたのでした。

写真:早朝の京都河原町

写真:金閣寺のバスに乗る

車中手持無沙汰だったので再びIngressを起動し、バスの中からポータルをハックしつつ到着を待ちます。当初は歩いて行こうと考えていたのですが、思ったよりもかなり遠かったのでバスに乗ったのは正解で、帰りも京都駅までバスを使おう、と思ったのでした。

金閣寺(鹿苑寺)参拝

バスが金閣寺前に停車したのは8時過ぎでした。まだちょっと早い気がしましたが、とりあえず入口に向かいます。

写真:金閣寺入口

写真:総門前。既に十数人が並んでいる

門の前には既に並んでいる人がいて、ぼくもその最後尾に付きました。この時点で8時15分。開門まであと45分もあります。実は昨日iPhone用のイヤフォンを乗り継ぎの時に無くしてしまい、音楽やPodcastを聞いて時間を潰すことが出来ない状態でした。ただひたすらに開門時間を待ちます。

しばらくしてふと振り返ると、ぼくの後ろには長い列が出来ていました。しばらくするとお寺のスタッフから、
「最後尾入口まで行きましたので出来るだけ詰めてくださーい」
というアナウンスが。それぞれ出来るだけ詰めましたが、再度詰めるようアナウンスされます。ならんでいたおっちゃんがスタッフに、
「もう入れたらいいやん」
と一言。それに対しスタッフは恐縮そうに、
「まだ境内の雪かきが終わっていないんですよ」
と返事。開門前倒しのないまま9時を迎え、並んでいた人々は順に入場していきました。

写真:開門を待つ列。まだ30分以上ある

写真:定刻通り、9時に開門

写真:唐門前。左側にあるのが拝観受付窓口

写真:待ちきれずに小走りになる拝観者たち

受付でもらった境内MAPを片手に、金閣寺の見える場所へと歩きます。みなもう小走りになってます。普段ならここまで急がないでしょう。しかし既に日が登っていることもあり、少しでも雪が解けていない状態の金閣寺を観ようという気持ちが、それぞれを小走りにさせるのでした。

そしてたどり着いたその場所には……

あっ!!

雪景色の金閣寺がドーン!!

いやそれはもう見事な景色でした。息を呑む、とはこの事です。冬の金閣寺に雪が積もっている写真は見たことがありましたが、肉眼で見るともう全然比べ物にならない!! そして池は凍っており、そこに昨夜からの雪が積もった状態で、まるで白砂の庭園に建てられているように見えます。聞いた話によると、池が凍っているのも珍しいそうで、とても貴重な体験が出来たということです。その美しさはもったいなさすぎて、しばらくの間そこを動けませんでした。

写真:凍った池に積もった雪が徐々に溶けていく

写真:感動ついでに金閣寺を落とす

写真:安眠沢。鴨が泳いでいた

写真:不動堂

その後ゆっくりと境内を巡り、不動堂にて縁結びの祈願をしました。そうしてぐるっと一回りして入口に戻ると、既に地面はびちゃびちゃの状態に。ほんの一時間前まで綺麗な雪景色だったので、つくづく良いタイミングで来れたことを実感しました。

金閣寺をあとにして再びバスに乗り、京都駅を目指します。丁度チケットショップも開いた時間。さっそく駅前の店に飛び込み、青春18きっぷの在庫を確認します。ここでは未使用~残り1回までのチケットを取り扱っているのですが、その時点での在庫は残り3回分のものだけでした。

3回分あっても使わないな……そう思って一度キャンセルし、駅裏にある別のチケットショップへ。そちらでは1/2/3回分の在庫がありました。時間的には1回分あれば、つまり本日中には都心まで戻れるはずです。しかし今までのトラブルを踏まえ、万が一の事が起きた場合にまた割高な普通料金を払わなくて良いように、2回分を購入しました。これで復路の移動手段に関しては確保されしました。そう思ってホッとした瞬間、お腹が空いている事に気がつきました。そういえば、朝から何にも食べてません。

京都駅から帰るための終電時刻を確認すると、まだあと2時間ちょっとは余裕があります。もう1か所くらい、どこかに行きたい。ふと思いついたのが嵐山でした。往復時間を含め、観光することが出来そうです。行ってみる事にしました。

食事も京都駅構内のお店で済ませようと歩いていると、目の前に……ATMコーナーが。昨日の夜、駅員に「この近くにATMはありますか?」と聞いた時に応えて欲しかったはずのATMコーナーが……昨日出た改札からほんの十数メートルのところにあるではないですか。しかも営業は24時まで。昨日この存在に気づいていたなら、雪の中駅前をダッシュすることはなかったのに……。そう思いながら、食事をする店を探します。

改札を抜け、通路を移動していると、以前にも来た事がある立ち食いうどん屋「麺串」を発見。正月メニューとして餅入りうどんを販売しています。即決でこの店で食べる事にして自販機で食券を買い、ほどなく出されたうどんをガツガツと食べます。完食し、満足した状態で嵯峨嵐山行きの電車に乗りました。

写真:限定メニューの「正月うどん」

京都ー嵯峨嵐山

京都駅から嵯峨嵐山駅までは、約15分ほど。雪も止み空も晴れ、嵐山を観光するにはちょうどいい天候となりました。到着し、駅を出てから観光エリアを抜けると、目の前に広がる桂川と、そこにかかる渡月橋が目に飛び込んできました。

写真:お土産屋さんにお食事処が連なる通り

写真:渡月橋

渡月橋から見る眺めは素晴らしかったのですが、橋を一度渡ってしまうと……もう特にしたいことがありません。近くに苔寺などあるらしいのですが、残念ながらそこを巡る時間もありません。帰路に着くことにして帰り道をブラブラ歩いていると、電鉄嵐山駅ホームに足湯が設けられているのを見つけました。入浴料は200円。ちょっと熱めのお湯でしたが、疲れを癒すには逆によかったです。10分ほど浸かったのち、再び嵯峨嵐山駅へ。これからはもう、乗り継ぎ時間以外は列車に乗っているだけです。

嵯峨嵐山ー京都ー米原ー大垣ー豊橋ー浜松ー熱海ー新橋ー池袋ー成増

京都に着くと、米原行き列車のホームへ移動。既に帰省を含めた乗客が大勢並んでいます。今までの経験で段々と混雑しなくなるのは分かっているのですが、それでも座れない区間はちょっと辛かったりします。

写真:広島以降ずっと雪景色を見ているので、本州の広いエリアで雪が降っていたという事を実感する

写真:乗り換え駅は帰省客や旅行客も多く、混雑していた

写真:乗り継ぎに次ぐ乗り継ぎ。暇つぶし用の何かが無いと飽きる

写真:すっかり暗くなったが、移動はまだ続く

進んでも進んでも静岡という「地獄の静岡エリア」を抜け、熱海まで来たあたりでようやく、
「関東に帰ってきたなぁ」
という気分になれます。が、移動はまだまだ続きます。

当初の予定では横浜から東急東横線に乗り換えて自宅に帰るつもりだったのですが、JR経由の終電が間に合いそうだったので、池袋まではJRで移動することにしました。

しかし、ここで痛恨のミス。

「品川」で降りるはずのところを「新橋」と勘違いしていたのです。

おかげで池袋に着いた時には東武東上線は最終電車ギリギリ。しかも成増行きです。私の住む埼玉県には、残念ながら辿り着かないのです。

とはいえタクシーなど使うのはもったいないですから、成増からは歩いて帰る事にしました。途中のコンビニでチューハイを買い、この旅行の最後の食事をどこにするか考えながら歩き呑みします。

マックでいいや。

リンガーハットやガストも浮かびました。ほか弁でもいいかな、とも思いました。でも今食べたいのは、濃い味付けで高カロリーのジャンクフードだったのです。帰るには遠回りになってしまいますが、自宅から一番近い、24時間営業のマクドナルドまで歩き、お持ち帰りにて購入しました。そうして手に入れたテリヤキバーガーはそれはそれはもう美味しくて、それをまた無事自分の部屋で食べていることも嬉しくて、途中トラブルがあった今回の旅が、結果的に大満足なものに終わった気持ちを、ハンバーガーと共に噛み締めたのでした。

おわり

【4日目(最終日)の移動ルート】

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